18万円のPCと20時間の格闘。胚培養士が「手作りAIアバター」でYouTubeデビューするまで

AI・リスキニング

やっと、YouTubeに1本目の動画をアップできました。

普段は胚培養士としてラボで働いていますが、最近は生成AIの勉強にハマっています。昨年末に「生成AIパスポート」を取得したこともあり、学んだ知識をただの座学で終わらせたくない。そんな思いから始まった私の挑戦。

想像以上に泥臭く、そして最後にはアバターに愛着が湧いてしまった、濃密な20時間の記録をまとめました。

なぜ、YouTubeを始めたのか?

理由はいくつかありますが、一番は「実践を通じたアウトプット」です。

  • 学びを形に: 覚えたAIの知識を実際の動画制作で使ってみたい。
  • 不妊治療リテラシーへの貢献: 専門職として、少しでも分かりやすく正しい知識を届けたい。
  • 伝え方の工夫: テキストよりも、動画の方が気軽に、かつ直感的に伝わるのではないかという期待。

あえて「いばらの道(ローカル環境)」を選んだ理由

世の中には便利なAIアバターアプリ(課金制)がたくさんあります。でも、私はあえて自分のPC(RTX 5060搭載)にPythonを入れ、自前で環境を作る道を選びました。

理由はシンプル。「お金をかけたくなかった」「新調したPCの実力を試したかった」、そして「Pythonを勉強したかった」という、趣味と実益を兼ねた欲張りな選択です。


デビューまでの「試行錯誤」ロードマップ

1. チャンネル作りと「登録」ボタンの罠

まずは見た目から、とCanvaでアバターを編集。しかし、チャンネルバナーが何度やっても反映されません。格闘すること数十分……原因は、単に画面上の「登録(公開)」ボタンを押し忘れていただけでした(笑)。

2. NotebookLMでスライド作成

これは非常に順調でした。資料を読み込ませるだけで、動画のベースとなるスライド構成ができる。GoogleのAIの凄さを改めて実感した工程です。

3. 音声生成(GPT-SoVITS)の壁

ここが最初の難関でした。自分の声を学習させるために録音したのですが、「自分の声って、こんなに暗い印象だったのか……」と自分の声の客観的な響きにショックを受けました。 何度も録音し直し、不自然にならないよう台本を細かく区切って音声化。この地道な作業が一番肩にきました。

4. SadTalkerの導入(最大の難関)

生成した音声に合わせてアバターを喋らせる工程です。インストールしてもエラーの連続。必要なデータが「1KB」のダミーばかりで動かない。 一晩置いて翌朝PCを開くと、昨日と違う文字列が流れていました。Geminiに確認すると「完成していますよ」との回答。あの時の安堵感は忘れられません。

5. CapCutで総仕上げ

スライド、音声、動くアバター。これらをCapCutでひとつにまとめます。速度や長さの微調整に苦戦しながらも、ようやく「一本の動画」になった瞬間、4日間・計20時間の疲れが吹き飛びました。


作ってみての「本音」の感想

正直、「クリエイトって、めちゃくちゃ大変だ!」というのが今の心境です。

  • 課金の誘惑: 正直、課金していたらもっと早く終わったかもしれません(笑)。どのツールに投資するかは、今後の検討課題です。
  • 自分の声への違和感: AIの声はまだイントネーションが気になります。「自分で録音した方が早いのでは?」と思うこともありますが、これも経験ですね。
  • 芽生えた愛着: 最初は違和感しかなかったAIアバターですが、苦労して動かしているうちに、なんだか自分の分身のように可愛く見えてきました。

これからの展望

今回の挑戦で、動画編集を効率化する便利ガジェット(左手デバイスなど)が猛烈に気になり始めています。 NotebookLMも、そのまま使うよりは「構成のヒント」として活用するのが自分には合っているかもしれません。

「MaTech」なライフスタイルを楽しみながら、一歩ずつ動画制作のクオリティを上げていければと思います。

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