「あ、鍵を出すのがこんなに面倒だったなんて……」
引っ越したばかりの玄関先で、私は思わず立ち尽くしました。
これまでは『セサミ』を愛用し、スマートロックの快適さが当たり前の生活を送っていました。しかし、新居はオートロック付きのマンション。玄関ドアをスマートロックにしても、エントランスを通るために結局は物理キーを取り出さなければなりません。
一度覚えた「自由」を諦めきれなかった私は、以前から気になっていた『SwitchBot』への乗り換えを決意。そして、ある「ハック」と思いつきを組み合わせることで、オートロックの壁を突破することに成功しました。
今回は、私が試行錯誤の末にたどり着いた「マンション住まいでも実現できる完全キーレス化の全貌」をご紹介します。
1. オートロックという「絶望の壁」
スマートロック生活において、マンション住まい最大の敵は「エントランスのオートロック」です。

玄関ドアをどれだけスマートにしても、共用部を通るために鍵を取り出す必要があるなら、それは「完全なキーレス」とは呼べません。特に、以前住んでいたオートロックのない家でスマートロックを使い倒していた私にとって、この一歩退化した感覚は耐え難いストレスでした。
「スマートロックに慣れきった体で、今さら物理キーには戻れない……」
そこで目をつけたのが、SwitchBotのエコシステムでした。
2. 【解決策】インターホンを「物理的」に押すという発想
オートロックを解錠するためには、通常、鍵をかざすか暗証番号を入力する必要があります。しかし、視点を変えれば「部屋の中から解錠ボタンを押す」というルートが存在します。
そこで導入したのが、「SwitchBotボット」です。
構築したシステム
- SwitchBotボット: 部屋のインターホンの「解錠ボタン」に設置。
- SwitchBotハブ: 外出先からボットを操作するための司令塔。

仕組みはシンプル。エントランスで自分の部屋番号を呼び出し、スマホからボットを起動する。すると、部屋の中でボットが物理的に解錠ボタンを「ポチッ」と押してくれる――。
このアナログかつデジタルなアプローチによって、ついにエントランスの物理キーから解放されました。
3. 仕上げは「顔認証」。指一本触れずに家の中へ
エントランスの壁を突破した私が、玄関ドアに選んだのは「SwitchBot 顔認証パッド」です。最近は指紋認証も人気ですが、あえて「顔」を選んだのには理由があります。

究極のズボラ体験
顔認証なら、ドアの前に立つだけで解錠されます。これが想像以上に快適でした。
- スーパーの買い物帰りで両手が塞がっている時
- ランニング帰りで指が汗ばんでいる時
- 冬場に手袋をしている時
指紋認証ですら「ワンアクション」が必要ですが、顔認証はゼロアクション。センサーが私を認識し、カシャッという音と共にドアが開く瞬間は、まさに未来の生活そのものです。
4. ランニングや自転車移動が「完全手ぶら」に
このシステムが真価を発揮するのは、車を使わない外出の時です。
これまでは、近所へのランニングや自転車に乗る際も、重いキーケースをポケットに入れて走らなければなりませんでした。しかし今は、スマホ一つ(あるいはスマートウォッチ)あれば十分です。
- 帰宅時、エントランスで自室を呼び出す
- スマホで「ボット」を操作してオートロック解錠
- 自室のドアの前で「顔認証」により解錠
この流れにより、家を出てから帰るまで、一度も物理的な「鍵」に触れる必要がなくなりました。
まとめ:技術で「日常のノイズ」をデザインする
今回のSwitchBotへの移行を経て感じたのは、ガジェットを導入する本当の価値は、単なる「便利さ」以上に「日常の小さなストレスを排除すること」にあるということです。
鍵を取り出し、鍵穴に差し込み、回す。 時間にしてわずか数秒の動作ですが、そのノイズが消える解放感は、何物にも代えがたい投資価値がありました。
「マンションだから」と諦めるのではなく、既存の技術をどう組み合わせて、自分のライフスタイルをデザインしていくか。これからもこのラボでは、生活を1秒でも快適にする「ライフデザイン」を提案していきます。
もし、皆さんも「オートロックの悩み」があれば、ぜひこのハックを試してみてください。一度この自由を知ってしまうと、もう二度と鍵のある生活には戻れなくなりますよ!


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